憲法9条の守り方
現行の日本国憲法は日本国民310万人の戦争犠牲者の贖いの死によって、日本国民に与えられたものです。そして、恐らく1000万人を超える外国の人を日本軍の進撃により犠牲にしてしまったことへの痛切な反省の思いをも込めて9条が定められました。
日本国憲法を改正するにしても、9条は、その意味で、そのまま残さなければなりません。それが日本国民の中の良心的な人たちの思いです。私の衆議院の時の初代後援会長永瀬正己先生(元岡山県医師会長)は、9条の会のメンバーでした。軍医として従軍された痛切な御経験から9条の大切さを骨身にしみて感じて居られたからでしょう。
安倍総理は9条の改正に当たって9条をそのまま残し、9条の2で自衛隊の合憲性を明らかにしようとしていると思われます。安倍晋三氏は私の衆議院の当選同期('93初当選)の仲間ですが, 恐らく、彼の真の願いは9条2項を削除して、9条の2を加えたいのではないかと考えています。勿論当選同期だからといって深層心理まで分かる筈はありませんが。
しかし、国民の世論のある所を考えて9条2項を残したままの改正を行い、憲法改正と自衛隊の合憲性の明示の実績を上げることを優先したのだと感じています。
憲法9条を守りつつ、「世界の平和に既得権」を持つ国民として、民間を中心に、今後もますます世界の発展に堂々と貢献していく。それが日本の進むべき道ではないでしょうか。
◎ 公明党の9条に対する態度 190812mon 山陽新聞の記事を参考として
公明党は「平和の党」を結党以来の金看板としている。支持者には9条改正への抵抗感が根強い。衆参両院の憲法調査会での議論自体は拒まないスタンス。
2015年の安全保障関連法整備では、集団的自衛権行使を容認する内容に、支持者の不満がくすぶった。17年衆院選で議席を6減らした要因ともされた。「9条で言えば、公明党は改憲勢力でない。強引に進めるなら自公関係は大変なことになる」と警告する。(党幹部の一人)環境権新設などを提案してはどうかの声も漏れる(切り抜きは資料に。) 。
株式会社一心太助のHPをも是非ご参照してください。